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時々。
3分の1の書く、短いお話。突如思い付いた言葉。ネタ帳とも言う。みんな、そのうち、ブログで本格的に連載とか出来たら嬉しいな。まぁ、遠い話だけどね。
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「・・・タイミングが悪かったのかしら?」
「何がかい?」
「人は誰にも幸せになる権利があるわ。でも、私達は違う。シナリオがある。誰もが幸せになれない。でも、それを言ってしまったら、私達は生まれても来なかった。
死ぬ運命にある者、絶望にくれる者、全てそのシナリオを覆せない。どんなに抗っても、最後は一緒。別になったとしても、それもシナリオの内。結局、私達は手の平の上で踊らされてるだけなのよ。」
「そうかもしれないね。でも、それを言った所で、僕等にはどうしようもない。」
「箱庭の外の人間こそが、誰もが平等にいざなみらかだと言うの?」
「平等ではないよ。決定的な違いがある。僕等の生みの親こそがいざなみらかなんだ。でもらかはそれを知っていながら、そう言うんだ。平等ではない。ほぼ平等なんだ。」
「こことは別の箱庭で誰もがいざなみらかになろうとしたわ。」
「箱庭の中こそ、みんないざなみらかだ。らかの意思でみな動いているんだから。」
「手足のようなものね。」
「僕等は自分の結末を知らない。だからもう良いじゃないか。」
「私は・・・この箱庭の自分以外の人間の結末を知ってるわ。」
「そう、だからこそ君なんだ。君の気まぐれこそ、僕が生まれた理由だ。」


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