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3分の1の書く、短いお話。突如思い付いた言葉。ネタ帳とも言う。みんな、そのうち、ブログで本格的に連載とか出来たら嬉しいな。まぁ、遠い話だけどね。
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 やっぱりネタでしかないから、中途半端。そして矛盾ばかり。



 「私は予言者制度をなくしたい。それだけだ。」

 彼女はそう言って、目線を反らした。予言者はみな、“したい”だなんて言わない。先を知っているからだ。不変の未来を、予言を変えるそんな事は実は凄く簡単だという事を教えるのは、最初は楽じゃなかった。未だに彼女は無駄だと言って、悲しげに笑う。

 「運命だなんて言葉はこの世界にはない。全てはシナリオと言って、予め決まった事だ。そのシナリオを考える者の頂点にイザナミがいる。イザナミが「あと数ヶ月でこの戦争が終る」と言えば、近い未来に戦争は簡単に終る事になる。人々は何ヶ月も終戦を待つだろう。イザナミは半年前にそう言った。この戦いはどんな事があろうと、もうすぐ終る。予言者が伏線と予言でその未来を作るからな。馬鹿な話だ。戦争などいつの時代にも始まるし終るものだ。たとえどんなに最悪な終わり方をしようともな。」
 「リン、この戦争は終わらないよ。最低な理由で永遠に空を汚していくんだ。何故だかは分かるだろう?」
 「お前は病気だ。病人はそれなりの治療をした方が良い。多くの関係のない人間を苦しませて罪悪感はないのか?」
 「占ってはくれないのか?」
 「お互いに生ける道を何故探さない?互いの演技にこりごりした。」
 「ありがとう。リン、でもそれは君もだよ。演技が上手い。」
 「誉めてない。」
 「で、リン、この戦いはいつ終る?」
 「今日で終る。両国間の戦争は終わった。残る敵は我々だ。私は家に帰る。そして皆に私の言葉を聞かせ、今日を終わらせるだろう。お前は、お前の最も愛したあの男に撃ち落とされる。それがお前の望んだ終焉と未来だ。」
 「リン、俺は、」

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