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3分の1の書く、短いお話。突如思い付いた言葉。ネタ帳とも言う。みんな、そのうち、ブログで本格的に連載とか出来たら嬉しいな。まぁ、遠い話だけどね。
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 おはようございます。はい?僕ですか?あっ、自己紹介がまだでしたね。僕は葉月 優。女性みたいな名前ですが、れっきとした男ですよ。ちなみに、僕はこう見えても探偵をやっておりまして、今日から貴方には探偵見習いとして僕の助手をしてもらいます。そんな事聞いてないって?いやいや、この本を手にとって頂いた時に決まっていた事です。泊まる場所?あぁ、大丈夫ですよ。うちの二階の一室を使って下さい。だいたい僕は事務所のソファで寝ていますから。何か分からない事や、事件でひらめいた事があればすぐに声をかけていただけると幸いです。

 (コン、)

 何の音かって?ノックの音ですよ。早速依頼人の様です。さぁ、ぼけっとしてないでドアの方を向いてください。お仕事の開始です。今からが貴方の初舞台ですよ。

 「朝早く失礼します。」
 「どうぞ。どうされましたか?」

 あっ、依頼人の容姿を確認しますよ。女性。小柄でやつれておられるのかほっそりしていますね。肌の色は白く、まるで陶器のようです。前で重ねられた指の繊細な事・・・!

 「・・・あの?」

 おっと失礼。ついつい見惚れてしまいました。

 「失礼しまいました。美しい人を見るとついつい見惚れてしまいますので、」



 そんな感じで何話も続けるのは無理があるよなぁ。謎解きだらけで、最後に別紙でネタバレを書きたいなって思ったのですが、この1個前の刑事物にも応用できそうかなぁ・・・。

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 「見えちゃった。」
 「はい?」

 半歩前を歩いていた彼女は突如立ち止まると振り返ってそう言った。

 「ん?見えちゃったの。事件の全貌。」
 「ちょっ、ソレ、どういう事ですか!?」
 「弓槻くん、アレだよ。アレ、“中に誰もいませんよ”ってやつ。」

 彼女は得意気に笑ってそう言うと、歩き出した。

 「ただね弓槻くん、犯人、ホントに男だわ。」
 「はぁ?」
 「でも、残念な事に恋愛の縺れじゃないよ。もちろん。」
 「それだったら嫌です。」
 「ですよねー。アタシもどこのBLー?って思っちゃうよ。逮捕状もらって犯人さんに会いに行っちゃおうか?弓槻くん。」
 「は、はい!」
 「うん!良い返事!」


峯藤 鈴音(みねふじ りんね)
 腐女子。持ち前の妄想力と発想力、洞察力で難事件を次々解決?

弓槻 透(ゆづき とおる)
 話の視点は彼から。だいたい鈴音に振り回されている。

変化をもたらすのは自分だ。

 忘れていられる方も多いかと思われますが、私の背中には羽根があったりします。私の羽根は2枚羽根ではありません。私は私の羽根を見たことはありません。だから私の羽根がどんな色をしているのか、どんな形をしているのか、分からないのです。私の羽根はいつも背中の内側にあります。何かの拍子にそれが背中を突き破って出てくる事はありませんが、私の意思で出てくる事はあります。私の羽根では空は飛べません。飛ぶ事を忘れてしまったのです。ただ、眠る直前、羽根を少し揺らす事は出来ます。

 やっぱりネタでしかないから、中途半端。そして矛盾ばかり。



 「私は予言者制度をなくしたい。それだけだ。」

 彼女はそう言って、目線を反らした。予言者はみな、“したい”だなんて言わない。先を知っているからだ。不変の未来を、予言を変えるそんな事は実は凄く簡単だという事を教えるのは、最初は楽じゃなかった。未だに彼女は無駄だと言って、悲しげに笑う。

 「運命だなんて言葉はこの世界にはない。全てはシナリオと言って、予め決まった事だ。そのシナリオを考える者の頂点にイザナミがいる。イザナミが「あと数ヶ月でこの戦争が終る」と言えば、近い未来に戦争は簡単に終る事になる。人々は何ヶ月も終戦を待つだろう。イザナミは半年前にそう言った。この戦いはどんな事があろうと、もうすぐ終る。予言者が伏線と予言でその未来を作るからな。馬鹿な話だ。戦争などいつの時代にも始まるし終るものだ。たとえどんなに最悪な終わり方をしようともな。」
 「リン、この戦争は終わらないよ。最低な理由で永遠に空を汚していくんだ。何故だかは分かるだろう?」
 「お前は病気だ。病人はそれなりの治療をした方が良い。多くの関係のない人間を苦しませて罪悪感はないのか?」
 「占ってはくれないのか?」
 「お互いに生ける道を何故探さない?互いの演技にこりごりした。」
 「ありがとう。リン、でもそれは君もだよ。演技が上手い。」
 「誉めてない。」
 「で、リン、この戦いはいつ終る?」
 「今日で終る。両国間の戦争は終わった。残る敵は我々だ。私は家に帰る。そして皆に私の言葉を聞かせ、今日を終わらせるだろう。お前は、お前の最も愛したあの男に撃ち落とされる。それがお前の望んだ終焉と未来だ。」
 「リン、俺は、」